ピルの効果はいつから?ピルには避妊以外の効果がたくさん!

ピルは、避妊だけでなく、生理痛やPMSの改善、さらにはニキビや肌荒れの改善、妊活のサポートなど女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。

現在は海外通販やオンライン診療などで手軽にピルを入手できることもあり、避妊目的以外でピルを活用する女性も増えています。

このページでは、ピルの効果や効果がいつから出るのかを徹底解説しています!

ピルの種類・選び方

ピルの避妊効果

避妊
低用量ピルは、飲み忘れさえなければ100%の避妊効果を発揮します。

低用量ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンは、そもそも卵巣から分泌される女性ホルモンの一種です。

低用量ピルを飲むと、脳はこれらの女性ホルモンをこれ以上分泌する必要がないと判断します。

その結果、卵胞を大きくして排卵を促す卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)が減少するため、卵胞が育たず排卵が起こらなくなるのです。

またプロゲステロンには子宮内膜が着床に備えて厚くなるのを抑制する働きや、頸管粘液(おりもの)の粘性を高めて精子が侵入しにくい状態にする働きもあります。

低用量ピルは排卵を阻止するだけでなく、受精や着床も起こりにくくするという三重の避妊効果を持っていると言えます。

避妊効果はいつから?

低用量ピルの避妊効果は、服用を開始したタイミングにより異なりますが、たいていの場合は服用を開始してから1週間ほどで避妊効果が得られます。

その後服用を続けると避妊効果が持続します。

そのため1~7日間の間に性行為を行う場合は、コンドームを使用するなど必ずピル以外の避妊を行いましょう。

服用し忘れてしまった場合の対処法は下記を参考にしてみてください。

ピルを飲み忘れたときの対処法|時間別・種類別に詳しく解説
ピルは毎日服用することで効果を発揮する低用量ピルや、性行為後に緊急避妊として2錠服用、その後12時間後に服用する必要があるヤッペ法のアフターピルなどがあります。それぞれ飲み忘れてしまった場合の対処法を詳しく解説しています。

種類ごとの避妊効果の効き始めは?

低用量ピルにはマーベロン、トリキュラーなど世代や相性などいろいろな種類がありますが、避妊効果の効き始めまでの日数に違いはありません
すべて7日間連続服用後、8日目から避妊効果があります。

トリキュラー
トリキュラー
マーベロン
マーベロン
ヤスミン
ヤスミン
ホルモン レボノルゲストレル デソゲストレル ドロスピレノン
世代 第2世代 第3世代 第4世代
相性 3相性 1相性 1相性
特徴 不正出血が起こりにくく、安定した生理周期を作りやすい 男性ホルモン抑制効果が高く、ニキビや多毛症に有効 むくみにくく、ニキビにも有効、PMSの治療にも使われる

PMS(月経前症候群)の改善

PMSの改善
PMS(月経前症候群)とは、月経が始まる3~10日前からホルモンバランスの変動に伴う心身の症状が現れる現象のことです。

実はPMSが起こる仕組みについてはっきりしたことはまだ分かっていませんが、排卵後に分泌が増えるプロゲステロンが原因の一つだとされています。

PMSの症状の現れ方は、下腹部痛や頭痛などの身体症状、イライラや抑うつ状態などの精神症状、さらに動悸やめまいなどの自律神経失調症状と人によって様々です。

しかし低用量ピルを服用すると排卵が止まるため、プロゲステロンの分泌も止まります

低用量ピルはプロゲステロンの分泌を抑え、月経前の不快な症状を和らげる働きも持っているお薬です。

PMS(月経前症候群)の改善はいつから?

低用量ピルの服用を開始してからPMSの効果を感じられるのは、基本的に服用の翌月の生理からです。

低用量ピルには卵胞ホルモンや黄体ホルモン量を普段よりも抑える効果があるため、飲み忘れには注意しましょう。

月経困難症・生理痛の軽減

生理痛の改善
生理痛とは、子宮が収縮運動を起こし、剥がれ落ちた子宮内膜を血液とともに体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が生成されます。

このプロスタグランジンが過剰に生成されると下腹部や腰の痛みとの原因となります。

しかし、ピルを服用することによって子宮内膜が厚くなりにくくするため痛みを軽くし、さらには経血の量を減らすこともできます。

生理痛の対する低用量ピルの効果は高く、鎮痛剤がを服用しなければ痛みを我慢できず日常生活を送れなかった方でも、鎮痛剤が必要なくなるレベルにまで痛みが軽減されると言われています。

月経困難症・生理痛の軽減はいつから?

低用量ピルを服用して生理痛の改善を感じることができるのは、基本的に服用の翌月の生理からです。
確実な効果を実感するためにも、最初に服用したシートをしっかりと飲み切ることが大切です。

ニキビの改善

ニキビの改善
皮膚科での低用量ピルによるホルモン療法は、ニキビの治療法として非常に一般的です。
月経前や月経中にニキビができやすくなる原因は、「プロゲステロン」の分泌に関係があります。

排卵後から生理前にはプロゲステロンの分泌が増加しますが、プロゲステロンは皮脂の分泌を促す作用があり、分泌された皮脂が毛穴に詰まることによってニキビへと繋がります。

また、年齢を重ねることによってホルモンバランスは乱れやすくなり男性ホルモンが優勢となり、皮脂が過剰に分泌されます。

しかし、ピルを服用することによってホルモンバランスを整え、男性ホルモンの分泌も抑制させるため、皮脂の過剰分泌を防ぐことができます。

ニキビへの効果はいつから?

ニキビへの改善効果は、服用を開始してから約2~3ヶ月、軽度のニキビなら約1ヶ月飲み続けた頃に実感できるとされています。

しかし、ホルモンバランスが整っていても、肌のターンオーバーまでは多少のタイムラグがあるため、服用開始してから1~3ヶ月と期間にばらつきがあります。

ニキビ改善に向いている低用量ピル

ニキビや肌荒れの改善に向いているピルは第3世代と第4世代のピルです。

第3世代に使用されている黄体ホルモンのデソゲストレルと、第4世代に使用されているドロスピレノンは、男性ホルモンを抑える働きがあり、ニキビに効果的です。

※参考:
Hormonal Contraceptives and Acne: A Retrospective Analysis of 2147 Patients

マーベロン
マーベロン
ヤスミン
ヤーズ
世代 第3世代 第4世代
有効成分 デソゲストレル、エチニルエストラジオール ドロスピレノン、エチニルエストラジオール
値段 1ヶ月分:1,600円~ 1ヶ月分:2,700円~

どちらが自分に合うのか分からない場合は、医師と相談することをおすすめします。

生理日の調整

生理日の調整
低用量ピルには、1ヶ月分21錠の全てが同用量の1相性と呼ばれるものと、服用中に用量が変化する2相性、段階的に用量が2回変化する3相性の3タイプが存在します。

実際には1相性のものと3相性のものがシェアのほとんどを占めており、代表的なものは1相性ならマーベロンやヤーズ、3相性ならトリキュラーなどが挙げられます。

このうち用量が変化しない1相性のピルであれば、旅行やスポーツイベント、大事な試験などのスケジュールに合わせて生理日を調整することが可能です。

生理を早めたいとき

予定より生理日を早めたい時は、生理開始から5日以内に低用量ピルの服用を始め、10~14日間服用を継続します。
服用中は卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体ホルモン(LH)の分泌が抑えられ、卵胞が育たず生理が起こりませんが、服用を中止すると数日で生理になります。

この服用方法で、約1週間生理日を早めることが可能です。

生理を遅くしたいとき

逆に生理日を遅らせたい時は、本来の生理予定日の5日前から低用量ピルの服用を開始し、生理になるのを避けたい間服用を継続してください。

服用を中止すると、その2~3日後に生理が起こります。

この服用方法で、7~10日程度生理を遅らせることが可能です。

生理日移動に向いているピル

生理日の移動に向いているピルは上記で説明した通り1相性のピルです。

その中でも人気のあるピルを紹介していきます。

マーベロン
マーベロン
ノベロン
ノベロン
特徴 病院でも処方数の多い一般的な低用量ピル マーベロンのジェネリック。低価格なピル
値段 1ヶ月分:1,600円~ 1ヶ月分:1,200円~

女性特有のがん予防

がんリスク低下
低用量ピルの服用により、卵巣がん及び子宮体がんの発症率が下がることが臨床試験によって明らかになっています。

卵巣がんの場合、低用量ピルを5年間継続服用すると約30%、10年間継続服用すると約40%の発症リスク軽減効果があるとされています。

また子宮体がんの場合は、発症率と共に子宮体がんによる死亡率も下がると言われています。

4年間の継続服用によって子宮体がんの発症リスクは約60%軽減するという試算もあり、血縁者に子宮体がんの既往歴を持つ人がいる場合などの予防措置として低用量ピルを活用することも有効です。

子宮体がんの発症リスク軽減効果は服用を中止した後も15年程度持続するとされ、これから妊娠の可能性がある方も子宮体がん予防のために取り入れることができます。

がん予防のためには長期服用が大切

上記で説明した通り、女性特有のがんを予防するためには5年間の継続服用など、長期間の服用が大切となります。

長期服用することで、子宮を休ませることができ、子宮体がんや卵巣がんの発症リスクを抑えることができます。

妊活

妊活
低用量ピルは避妊を目的としたお薬ですが、一方で妊娠力アップにも効果的です。

妊活のため基礎体温を測っている方の中で、高温期と低温期がきれいに分かれないというような方は、体内のホルモンバランスが崩れている可能性があります。

そんな時は、低用量ピルの作用で一度排卵を止めるとホルモンバランスが整い、さらにその間子宮を休めることができます。

また、すぐには妊娠を望まない女性でもピルを長期服用することで卵巣を休ませることができるため、長期服用しても妊活には好影響をもたらします。

妊活にはいつから?

低用量ピルの服用で子宮環境を整えることは、次回以降の周期での妊娠可能性を上げることにも繋げるため、1ヶ月の服用がおすすめです。

通常は低用量ピルの服用を中止して2~3日後に生理が起こり、1ヶ月以内には排卵が再開します。

妊活のためにピルを辞めるタイミング

低用量ピルや超低用量ピルを長期服用している方で、妊娠を希望する場合は、服用を辞めて1~3ヶ月以内には生理周期が安定し、排卵機能も正常になります。

基本的には、ピルの服用を辞めてすぐに妊娠することは可能です。

ピルは飲み忘れると効果がなくなる?

低用量ピルは1日1錠ずつ毎日飲み続けることが必要なお薬ですが、48時間以上服用間隔があいてしまうと避妊効果が薄まる可能性があります。

避妊を目的として低用量ピルを服用しており48時間以上飲み忘れてしまった時は、飲み忘れた日から1週間の休薬期間をおいて新たに再開するか、次の生理を待って一からサイクルをやり直すかのいずれかです。

また、新しいシートを飲み始めて1週間ほどは、避妊効果が100%ではありません。

コンドームなど別の避妊方法を併用するようにしましょう。

一方で避妊以外の目的で服用している場合は、飲み忘れに気付いた時点でなるべく早く2錠をまとめて服用し、その翌日以降はそれまでと同じように1日1錠ずつ服用を継続してください。

ピルを服用した方の口コミ

ここからは実際にピルを服用して効果を実感している方々の口コミを紹介していきます。

口コミは個人の感想であるため、すべての女性にとって効果があるわけではありません。

また、ピルには吐き気や頭痛、血栓症などの副作用もあるため、服用する場合はこれらのリスクも覚えておきましょう。

ピルは女性にとって嬉しい効果がたくさん

低用量ピルは、単に確実な避妊手段の一つというだけでなく、生理痛やPMSの改善、生理日の調整、妊娠力アップなど、様々な効果をもたらします。

体内のホルモンバランスによって体調やメンタルが大きく変化する女性にとって、低用量ピルは心身の健康を強力にサポートしてくれる存在です。

欧米と比べると日本の低用量ピル内服率は非常に低いものですが、最近は海外通販などで手軽に入手することができます。

QOL向上のためにも、ぜひ低用量ピルを普段の生活に取り入れてみましょう。

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